小学4年生の長男が、宿題の計算スキルドリルをやっていたときのことです。
3桁の割り算ができず、だんだんイライラしてきました。
そして、
「どうやって計算するの?」
と聞いてきました。
そこで、もう一度割り算のやり方を教えることにしました。
ただ、最初から計算方法を説明するのではなく、まずはどこが分からないのかを確認してみました。
どこが分からないのか確認してみた
長男がつまずいていたのは、割り算の計算そのものだけではありませんでした。
確認してみると、
- 割る数が1桁なのか2桁なのかによって、割られる数のどこから計算すればいいのか分からない
- 掛け算した数をどこに書けばいいのか分からない
- 掛け算をすると、なぜか10の位から計算してしまう
というところで困っていました。
「割り算ができない」というより、割り算をするときの順番や、数字を書く場所が分からなかったようです。
そこで、一つずつ順番に確認していきました。
まずは「割る数」が何桁なのか確認
最初に確認するのは、割る数が何桁なのかです。
1桁なのか、2桁なのかを確認します。
そして、その桁数を割られる数の上から数えます。
必要のない数字は、最初はいったん隠して考えるようにしました。
全部の数字を一度に見てしまうと分かりにくいので、まずは今使う数字だけを見るようにします。
次に「答えはどれくらいになりそうか」を考える
見る数字が決まったら、次は答えの見込みをつけます。
376÷53を例にして説明しましょう。
53は2桁なので、376の左側から2つの数字「37」を見ます。
37は53より小さいので、37では53で割れません。
つまり、この時点で答えは1桁になりそうです。
出来ないときは、次にどこに注目するのかを考える
ここで長男は、
「じゃあ、次の数字も使って考えるの?」
というところで固まりました。
そこで、今度は答えの見込みを立てることを教えました。
53をそのまま使うと計算しにくいので、まずは53の「5」と376の「37」を使って、おおよその答えを考えます。
37÷5
で答えを予想します。
5×7=35
5×8=40
となるので、
「7くらいになりそう」
と予想します。
ただ、これはあくまで見込みです。
本当に7でいいのか、掛け算をして確かめます。
掛け算をして、本当にその答えでいいか確認する
53×7を計算すると、
53×7=371
になります。
371は376より小さいので、7でよさそうです。
一方、
53×8=424
となり、376を超えてしまいます。
そのため、答えは7になります。
このように、
答えを予想する
↓
掛け算をして確かめる
という順番で考えるようにしました。
掛け算した数字をどこに書くのかも確認
長男は、掛け算をした数字をどこに書けばいいのかも分からなくなっていました。
そこで、計算した数字を書く位置も一緒に確認しました。
割り算のひっ算では、
商を書く
↓
掛け算する
↓
計算した数字を書く
↓
引き算する
という流れで進めます。
そして、次の数字をおろして、また同じように計算していきます。
「答えを出す」だけではなく、次に何をするのかを順番に確認するようにしました。
掛け算は1の位から
もう一つ長男がつまずいていたのが、掛け算の計算方法です。
掛け算をするとき、なぜか10の位から計算してしまっていました。
そこで、掛け算は1の位から計算することも確認しました。
計算した数字をどこに書くのかも、一緒に確認しました。
最後に余りを確認する
最後まで計算できたら、余りを確認します。
今回の376÷53では、
376-371=5
なので、余りは5です。
最後に、
余り5<割る数53
となっているかを確認します。
余りが割る数より小さければOKです。
今回の答えは、
376÷53=7あまり5
となります。
割り算の流れをA4プリントにまとめました

今回、長男に教えた割り算の流れを、A4サイズのプリントにまとめました。
「次は何をするんだっけ?」となったときに、順番を確認できるようにしています。
今回のプリントでは、376÷53を例に、
- どこから考えるのか
- 答えはどれくらいになりそうか
- 掛け算で確かめる
- ひっ算で計算する
- 余りを確認する
という流れをまとめています。
こんなふうに使えます
A4サイズなので、印刷してトイレなどに貼っておけば、計算の順番を確認したいときに見ることができます。
毎回親に「次はどうするの?」と聞くのではなく、まず自分で確認してみるためのプリントとして作りました。
A4サイズなので、印刷してトイレなどに貼っておけば、計算の順番を確認したいときに見ることができます。
3桁の割り算376÷53の考え方をまとめたPDFはこちらから無料でダウンロードできます。
「割り算ができない」ときは、どこでつまずいているのか確認してみる
今回、長男が3桁の割り算で困っていたので、最初は「割り算が苦手なのかな」と思いました。
でも、どこが分からないのかを確認してみると、
どこから計算するのか
数字をどこに書くのか
掛け算をどうするのか
という、途中の手順でつまずいていました。
そこで、一度に全部を説明するのではなく、割り算の流れを一つずつ確認しました。
もし「割り算ができない」と言われたら、まずは**「どこが分からない?」と聞いてみる**のも一つの方法かもしれません。